LFPI 2004シンポジウムのご案内


日本液体清澄化技術工業会は2004シンポジウムを下記のテーマで開催致します。積極的参加を期待しております。


LFPI 2004シンポジウム
「液体清澄化ビジネスの展望と革新」

要旨を追加いたしました(下記)

会場:湘南国際村センター・国際会議場
(神奈川県三浦郡葉山町上山口1560-39)
TEL:0468−55−1800

日程:2004年10月7日(木)〜10月8日(金)




湘南国際村センター


第1日(10月7日)
セッション1 水環境ビジネスの世界戦略(12:30〜16:30)

中国における水事情
  (中国科学院生態環境研究中心:揚 敏)
世界最大人口をもつ中国の一人当たりの水資源占有量は2,220 m3 (1997年) であり、それが世界平均レベルの 31% に相当する。しかも、中国の水資源の分布が非常に偏っており、楊子江で分けると、南側が全国水資源の81%を占めており、北側特に経済発展が著しい北京、天津など北部の大都市では、慢性的な水資源不足の問題に長く悩まされてきた。さらに遅れている生産技術やプロセスを使っているため水資源の利用効率が低いという問題も抱えている。水の外部調達(たとえば水を長江から引いてくるいわゆる「南水北調」とか)や節水推進、下排水再利用などいろんな対策を講じて問題解決を図っている。また、持続的な経済発展を求めるためには水使用の合理化も同時に進める必要がある。上・下水、産業用水の需給バランス(量・質)、中国の水に関する国家プロジェクトおよび中国における国内外の水処理メーカーの動向などについて述べる。

韓国と中国における下水道事業の現状と展望
  (巴工業株式会社 機械本部 海外営業部部長:田中良司)
韓国の景気は、IT産業及び自動車産業の突出した利益によって押し上げられているが、それを除いたら低迷状態である。果たして環境関連にビジネスチャンスがあるのか。
中国市場は、更に拡大する。三峡ダム建設、2008年北京オリンピック開催、2010年上海万博開催と大規模なイベントを控え、環境関連インフラ整備が急ピッチに進んでいる。日本のメーカーが入り込む余地はあるか。

東南アジアにおける水事情とビジネス戦略
  (Goshu Kohsan Co., Ltd)副社長:高島久彌)
東南アジア(インドシナ半島、特にタイ、ベトナム、カンボジア、マレーシア、シンガポール)の経済成長率は高い状況にある。特に、タイでは日本企業も多く進出している。したがってタイ国を主体として水事情を概説し、水ビジネスの市場、仕組みなどの現状について説明を行う。さらに今後の展望に関して述べる。

中東における水事情とビジネス戦略
  (東レ株式会社 水処理事業部門海外推進G 部長:上村順一)
水の浄化や清澄化を議論する前に、水そのものが不足している中東では、飲料水、工業用水、農業用水等の水源を主に海水や地下水に頼っている。この場合、脱塩プロセスが必要になるが、具体的方法としては蒸発法や逆浸透(RO)法等が採用されている。また、最近では下水の高度処理を行うことによって処理水を再利用する動きも出てきている。ビジネス戦略にも関連する中東の脱塩・RO膜市場を実例も含めて紹介する。

セッション2 2010年のリーダーシップを目指して(16:45〜18:30)
宇宙にかけた [る?] 夢
  (日本液体清澄化技術工業会 会長 横浜国立大学名誉教授:大矢晴彦)
 宇宙空間の利用は、現在の通信、放送、観測から、無重力環境を利用した新素材などの宇宙工場のような製造生産、さらには惑星探査や、月面資源開発のように、人間が長期滞在するようになると思われる。宇宙へ人間が進出していくときに、人間の生命を維持するためのシステムを如何に構成するかは、宇宙進出の目的にしたがって決まってくる。特に、宇宙滞在時間によって大きく左右される。
 そして、宇宙船や宇宙ステーションのように限られた空間で、人間の生命を維持する事は大変な仕事となる。現在のシャトルのような一週間程度ならば食料は持参するので、空間の環境だけを人間が生存できるような快適な条件保持すればよい(Environmental Controlled Life Support System,ECLESS)。
 他方の柱として、月面基地や、惑星探査や火星基地のように遠くに離れ、かつ、長期滞在の場合には、食糧まで自給する閉鎖系での生命維持システムが考えられる(Closed Environmental Life Support System,CELSS)。
ECLESSとCELSSのなかで分離技術とくに分離膜の関与について述べる。

蜂蜜から見た中国事情
  (株式会社加藤美蜂園本舗 横浜工場試験研究室 室長:伊藤新次)
日本の食糧自給率の低さと同様にハチミツも海外からの輸入によって90%以上がまかなわれている。また、その90%以上が中国品である。そのため中国のハチミツの品質は直接日本のハチミツに影響を与えている。ただし、中国と貿易を行う場合はトラブルが多いのも事実である。30年以上中国と貿易を続け現在では年間20000トンを輸入している秘訣を紹介する。

ウェルシィの飲料水供給装置戦略
  (株式会社ウェルシィ 代表取締役 会長:福田章一)
 (株)ウェルシィは、地下水を水源とする専用水道システム即ち「地下水利用自家用水道システム」を展開中である。本システムは、生活用水大口利用事業者に、用水費の大幅な節減を提供しつつ安全で美味しい水を供給している。一方、緊急時、渇水時のライフラインとしても高い評価を得ている。
本システムの現況及び意義を紹介すると共に、将来の水道のあり方として考えられる「地域分散型小規模水道」への発展の可能性について述べる。

交流会 (19:00〜21:00)

第2日(10月8日)
セッション3 LFPI各分科会から見たビジョン(8:30〜9:30)

国際交流委員会
  (日本液体清澄化技術工業会 国際交流委員会委員長/江守商事株式会社 環境事業グループ リーダー:今村 清)
会員のアンケート調査による海外市場(特に中国市場)展開における問題点等の抽出結果とそれを踏まえた来期委員会活動計画を発表する。また今期の米国ツアーの報告を行う。

LCP分科会
  (日本液体清澄化技術工業会 技術委員 LCP分科会委員/巴工業株式会社 機械本部 営業技術部 部長:矢野宰平)
LCP分科会の第8期は、「生醤油清澄化プロセスにおけるLCA」をテーマとして取り上げ、「液体清澄化技術の環境経済−火入れ・生醤油の分析−」と題した報告書を作成しました。また、分科会の進め方についてアンケート調査を行い、メーカ会員34社、ユーザ会員9社からご回答を頂きました。皆様のご意見を参考に、新たな分科会の発足と新規メンバーの募集を視野に入れて、今後の活動方針を決定して行きたいと考えています。

規格標準部会
  (日本液体清澄化技術工業会 代表幹事/横浜国立大学:松本幹治)
規格・標準委員会のこれまでの活動内容(ろ過部会、ユーザーのためのガイドブックの出版、用語集、JIS化検討委員会)とこれからの活動内容(使用済みフィルターの有効利用と最終処分検討委員会ほか)について報告する。

セッション4 2010年に活躍する中小企業−青年部会パネルディスカッション(10:00〜12:00)
講演:「中小企業の継承・発展を考える」
  (BMネットワーク 代表:高橋茂人)
中小企業は人で成り立っているといっても過言ではありません。高度成長期に成長してきた会社の多くでは、会社の基軸となる主要社員が定年を迎え始め、業務の継承(バトンタッチ)問題に直面しております。
会社の後継者問題や部門・部署の継承問題を始め、企業の発展のために必要な方法について、全国の中小企業の各種問題に精通されているBMネットワーク高橋先生による講演と会員企業の若手社員によるパネルディスカッションで討議いたします。

青年部会員と講師によるパネルディスカッション

セッション5 ヒット商品を生み出す五感センサー(13:00〜16:00)
食感性モデルによるヒット商品の開発法
  (東京大学大学院農学生命科学研究科 農学国際専攻 教授:相良泰行)
演者が提唱している「食品感性工学」のパラダイムと方法論は、消費者を起点とした新しい科学技術の発展に有用と考えられる。「食感性モデル」は消費者個人が感じるおいしさの生起過程を定量的に表現・評価することを目的とした数理モデルであり、消費者を起点とした顧客満足型の新商品開発やマーケティング戦略にも役立つものと期待されている。本講演では当モデルを緑茶飲料の香味及びペットボトルの設計に適用してヒット商品を開発した事例について報告する。

臭いセンサーの話
  (株式会社カルモア 代表取締役:村岡尚紘)
環境省の統計では臭気苦情は毎年30〜40%UPで増加しており、その臭気を測定する方法として国家資格を有する臭気判定士+成人女性6名を使った三点比較式臭袋法が複合臭測定法として認知されている。
しかし、この方法では多大な経費と時間が掛り、連続測定も出来ないとの大きな問題を抱えており、臭い環境に従事する関係者から誰もが簡単で、何時でもどこでもまた連続的に測定出来る安価な測定機の要望が出て来た。
そこで環境省では臭いセンサーの標準化委員会を設置して以下に述べる用途として定量的測定法として認知すべき作業に入り、1〜2年後に正式に認定する事となった。
●においの環境測定
●においの発生の連続測定
●においの分布調査
●食品の鮮度監視
●消臭剤・脱臭設備等の効果測定
●各種製品のにおい測定、品質管理
●臭気公害調査
●防臭製品の効果測定
●口臭・体臭測定

高齢者の咀嚼特性を反映した食品開発
  (食品総合研究所食品機能部食品物理機能研究室 室長:神山かおる)
高齢者食品の市場は急成長している.しかし,従来の高齢者用食品は要介護者や病者を対象としており,圧倒的多数を占める健康な高齢者に適する食品についての研究は少ない.同じ食品についても「食べやすさ」等の感覚には個人差があり,それを比較するためには咀嚼の生体計測が有効である.本講演では,多点シートセンサによる咀嚼力測定や筋電図により定量化した咀嚼特性を元に,高齢者向け食品開発のアイデアを紹介したい.

参加費 (交流会費を含みます。)
   会員(A)   宿泊 \32,000
   会員(B)   宿泊なし \27,000
   非会員(A)   宿泊 \37,000
   非会員(B)   宿泊なし \32,000

定員
150名

申し込み〆切
宿泊の場合: 2004年8月31日
日帰りの場合:2004年9月10日
 ※非会員は9月10日(宿泊、日帰りとも)まで受け付けます。
 ※9月10日以降のキャンセルは返金いたしかねますので、お申込者の代理の方がご参加下さい。
 

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会場へのアクセス                      →詳細はこちらをご覧下さい
 鉄道
 ●JR逗子駅までの所要時間

   東京駅または新宿駅から約60分
   京急羽田空港駅から約60分
   新横浜駅から50分
バス
   JR逗子駅または京急新逗子駅前より「湘南国際村(逗16)」行き利用で約30分。
   京急汐入駅前より「湘南国際村(汐16)」行き利用で約34分。
   「湘南国際村センター前」下車。


 
※当日は JR逗子駅より送迎バスの用意もございます。
   7日(木)  湘南国際村センター行 9:45,11:45
    8日(金)  JR逗子駅行      16:30 


2000年記念シンポジウム(前回)の様子


講演風景


海外からの講演者


パネルディスカッション


交流会